こんにちは、現役住宅営業マンのだいジロウです。
家づくりを始めたばかりの方に向けており
『家の性能』を分かりやすく解説した記事になっております。
- 「家の性能って具体的に何のこと?」
- 「性能ってそんなに大事なことなの?」
- 「地震に強くて一年中快適な家に住みたい!」
そんな不満や疑問がある方が
「家の性能でこんな事が解決するんだ!」
と思っていただける内容です!
私は元々賃貸派でしたが、友人や知人などの家づくりの話を聞いて住まいが人生の豊かさを決める要素である大切さを知りました!今は住宅営業として家づくりのアドバイスや宅建士という土地取引をする仕事をしております。
なぜ住宅性能が大事なのか?
家づくりでは「立地」や「デザイン」が目に見えるポイントです
しかし「性能」も近年重要視されるようになりました。
消費者もSNSなどで情報収集が盛んになり
- 一年を通して快適な住空間にしたい
- 地震などの災害にも安心できる住宅を作りたい
- 将来のメンテナンスを抑えた家を作りたい
といったニーズを叶えるのが「住宅性能」になります。
家づくりをしている人のアンケートは?
住宅支援機構(フラット35を取り扱う公的な機関)が行った
家づくりを検討している方へのアンケートになります。
性能を基準に家づくりをする人が一番多い結果となり、
価格やデザイン以上に性能面に重きを置いている方が多くいる結果となりました。
なぜこんなに性能が重視されるのか?性能について簡単に紹介していきます。
住宅における性能とは?⇒大きく分けると3つ!
住宅性能といっても大きく分けると
- 断熱・気密性能(暑さ寒さを防ぐ)
- 耐震性能(地震に強い家)
- 耐久性能(劣化しにくくメンテナンス費を抑えれる)
この3点を一つずつ解説していきます!
住宅性能①気密・断熱性能
少しでも家づくりで情報収集されている方は耳にしたことがあるかもしれません
『高気密・高断熱』です。
性能の良い断熱材や断熱性能のある窓を使用し
家全体を『熱を通さない家→魔法瓶のような家』にしています。
断熱・気密性能を高めることによるメリットデメリットは?
最近はあまりに高気密・高断熱と言われすぎて
「とにかく断熱・気密性能を高めればいいんでしょ?」
と思われがちですがそうもいきません!
メリットある所にデメリットもあります↓
- 快適な温度の為、家中どこに行っても快適
- 温度差による健康被害が少ない
- 光熱費を抑えることができる
- 建築費用が高くなる
- 対応するメーカーが限られる
- 気密が高い為、精度の高い換気計画が必要
特に気密性能が高まると湿気がこもりやすくなります
換気計画が不十分だと室内や壁内に湿気がたまり、カビや結露ができやすくなるため
家自体の寿命も短くなってしまいます
営業さんと話するときに『逆にデメリットはありますか?』
と聞いてみるのもアリかもですw
キチンと答えられる人は信頼度が上がります!
住宅性能②耐震性能
性能二つ目は耐震性能です
地震に対する強さ=自身と家族の生命を守り、財産を守る強さです
自然災害、特に地震においてはいつどこで災害にあうか分からないです
家の耐震性はあって困る事では無いと思います。
地震の強さのモノサシは『耐震等級』という国が設定した基準があります。
木造・鉄骨にかかわらずこの3段階の等級に当てはめることができ
地震への強さを比較することができます。
2016年の熊本地震で倒壊した家の中では耐震等級3の住宅はゼロでした!
強さは資産を守ります!
住宅性能③耐久性能
住宅性能3つめは耐久性能になります。
メンテナンス費用で差が出る項目ですが
意外と調べても答えが見つかりにくい項目です。
- メンテナンス費用を抑えるために外壁や屋根材を耐久性のある物を選ぶ
- 建築中の検査体制がしっかり整っているか確認をする
- メーカーの保証体制を確認する
上記の部分をしっかり押さえていけば問題ないのでそちらの比較解説は別記事でまとめたいと思います。
現在の家づくりは性能で比較
私は『家づくりは人生で一番高い買い物=人生を買う』と同義と考えます。
そんな一生を歩んでいくマイホームだからこそ見た目だけでなく中身(性能)もしっかり検討して決めてください。
恋人、パートナー探しと似ていますね(笑)
今回は以上です!ありがとうございました!
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