家づくりのを考えている人もそうでない人もこんにちは!
宅建士のダイジローです!
現役住宅営業マンである私は日々様々なお客様の家づくりの相談や提案をしております。
間取りの提案などは建築士の腕の見せ所ではありますが、実生活に落とし込んでお客様に最適な提案をするのは営業マンの仕事ではないでしょうか!
実際暮らし始めてから…
「こんなつもりじゃなかったのに」「住んでみてからもっとこうすればよかった」
とならない為に下記の5つのポイントをしっかり押さえてください!
「家事動線改善のポイント:効率的なキッチンとランドリールームの配置」
間取り作りのキモとなる水回りの動線です!
まずはランドリールームの機能を考えてみましょう。
ランドリールームとは洗濯物を洗う、干す、たたむが専用でできるスペースです。
搭載されている設備は『物干し竿』『カウンター(畳んだりアイロンがけ)』『洗濯機』『ガス乾燥機』『収納』などになります。
水回りの家事動線は1か所に集約
そして単純ですが基本は家事をメインで行う水回りの配置は1か所に集約、隣接させます。
ただ繋げればよいのではなく実際の生活をイメージして
『洗濯機を回している間に洗い物をして』『洗濯物を干してタオルはここに収納』『洋服は畳んでここにおいて子供たちに各自で運んでもらう…』
など想像力を膨らまして考えてみましょう!モデルハウスや見学会での目線も変わってきますよ!
「家事動線の最適化:間取りと洗面所の役割」
最近の間取りで配置が変化しているのが洗面所です。
一日に何回も使うものですから便利な配置を考えてください。
お帰り洗面所
私が勝手に名づけました(笑)
ウイルスを家に持ち込まない為に手洗いうがいの習慣づけるために玄関近くに洗面所を設けるパターンです。
お帰り洗面所は造作でこじんまりしたものが多く、メインの洗面とは別に配置することが多いです。
『脱衣室と洗面化粧台は別の位置でお願いします』
最近よく聞かれる要望に洗面化粧台を独立したスペースに配置する間取りです。
先にお話しした脱衣室とランドリールームの関係性を考えると脱衣室の用途がだんだんと多くなってきているので、
- 洗濯物を干しているとき
- 洗濯物を畳んでいるとき
- 脱衣室で誰かが脱いでいるとき
脱衣室はプライバシー性が高い空間ですので来客時はもちろんですが家族間でも気を使ってしまうので脱衣室に立ち入らずとも洗面台が使える配置は少しづつ増えてきている要望です。
「快適な生活を実現する究極の家事動線デザインの秘訣」
家事動線デザインでポイントとして欲しいポイントが『収納とのマッチング』です。
単純に言うと何か家事をする(物を取る)為の行動の無駄を減らす⇒動線デザインが良い!ということです。
現在の住まいでの暮らしで『爪切り収納から取りに行くのめんどくさいなー』
『洗濯物しまいに行くのめんどくせぇ』(言葉遣いが悪いのは私のデフォですw)
といっためんどくさいを改善するのが家事動線です!
- 洗濯物を畳んで3歩で収納にしまえる
- 爪切りを使うリビングから3歩以内に収納がある
- キッチン&ダイニングが横並びで食器を1歩で流しに片付く
こういった普段の生活レベルに落とし込んで初めて便利な動線計画となるのです。
収納と動線はトレードオフ
上の図を見てください。
同じ面積を使った収納の間取りですがウォークイン型の方が収納量が多いです。
むやみに動線を増やすと収納量が減ってしまうため上記で解説した『めんどくせぇ(笑)』が解決できる動線を優先して便利にしていく必要があります。
こんな動線は非常に家事がはかどりそうで参考にしたいですね!
動線と収納が兼用になるような間取りは無駄がなく合理的な収納となります。
「ファミリークローゼットの効果的な活用法と家事動線の改善」
以前は夫婦で使用する寝室隣接のウォークインクローゼットが多かったですが、最近では家族全員で共有するファミリークローゼットが増えてきています。
理由として
- 各居室に衣服を分散させるより一か所に集中させることで時短になる
- 居室ではなくランドリールームなど畳んだ場所の近くに収納を配置できる
さらに玄関から収納に直接行ける動線もあると、コートやバッグなどを片付けながら家の中にスムーズに入れる動線も便利です。
ただあまり動線や収納にこだわりすぎると『敷地を生かした間取り』から離れて行ってしまう可能性があるので注意が必要です。
「理想的な家事動線を作るための間取り計画とランドリールームの重要性」
様々な家事で洗濯物は洗って~干して~畳んで~しまう。という工程の多い家事です。
それが苦手な人もいれば、好きな人もいるのでどちらの人も家事がストレスフリーで楽しくなるようランドリールームはよく考えて作りましょう!
キッチン周りは広くなったり、食洗器で片付けが楽になる場合が多いですが洗濯物の手間には意外と見落としがちなポイントですのでご自身の洗濯物の片付け方や量をよく考え、
汚れものが多い家族(ご主人の仕事柄や子供のスポーツで汚れたり)はガス乾燥機なども導入を検討して更なる効率化を図りましょう!
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