おっす!おら住宅営業!
最近の注文住宅はお客様の要望詰め込んだ家を作ることが注文住宅みたいな風潮がありますが
それでいい家建ちます?
映えなキッチン、便利な家事動線、居室はこれだけ欲しくて、それぞれの面積も何畳と指定して…
そんなパズルのような注文でどんな家ができるでしょうか?
料理で例えると…
「1流のシェフに手順やレシピまで指示して料理を作らせる」ってことです。
設計士の腕の見せ所の余地なくない?
でも最近の注文住宅市場はそれが当たり前になっていると思います。
設計士だけではなく営業もお客様もいい家づくりの知識身につけましょうよ。
設計士や営業は会社の利益を考えてお客様の言う通りに作らないと契約できないと思っています!
それで完成するのは判を押したような外観ばかり…
と、いうわけで外観良い家はどうすればいいか考えてみましょう!!!
外観例①ラインを整える(住友林業)
住友林業さんのHPどれもいい実例ばっかりですね~
ここでのポイントは『ラインを揃える』です!
この画像がわかりやすいものを選んでますがどの実例も綺麗にラインをそろえた外観をしています。
屋根とデッキの水平ラインが美しいです…
窓も同サイズで並べているので形が揃うとまとまりのある外観になりますね!
こちらも綺麗な水平ラインが整った美しい外観ですね。
この物件は2階建てで立体感のある作りなので外壁も手前部分がタイルを使っていますね。
見せたい屋根や窓のライン以外はほとんど隠れています、雨樋とか室外機、換気口などは見えない位置で工夫しています。
外観では主役となる面(道路面など)に集中して綺麗に作り上げて、余計なノイズになるパーツは見えないところにしてください。
そうなると間取りを考える時点で窓や換気、室外機の位置まで考えた間取りが本当に良い間取りになります。
外観例②綺麗な壁面を魅せる(積水ハウス)
こちらは積水ハウスの実例となります↑
町中にこんな家が出できたら『おっ?』と目を引きますね。
特徴的な外観は建築士が計算して作り上げています。
実は建築物の美しさは意図されている部分にこそ感じるのです。
積水ハウスの家もあえて見えるところから窓を無くし、縦のラインを木の格子で強調しております。
綺麗な縦ラインを一刀両断するような片流れ屋根も本当に意図してデザインされてますね。
私の知っている建築士の方も『外観から間取りを考える』とおっしゃるのでそれぐらい家の間取りでは外観を整えることが大事なんですね。
こちらも積水ハウスのおうちです。
憧れのインナーガレージですね。あれはBMWでしょうか?(勘)
平屋の間取りで日当たりの良い方角に窓を付けるとプライバシーが悪くなる恐れがあります。
そこを外壁と同じ色の塀で統一感を持たせた外観ですね。
平屋を採用する敷地は広い土地の場合が多いので外構も非常に重要な要素になります。
どんな間取り、敷地でも弱点はあるのでそれをカバーできるのが外構です。
決して別の要素ではないので間取りを考える時には外観と一緒に統一感のある外構を作っていきましょう!
外観例③立体感と素材でアクセントを(ミサワホーム)
お次はミサワホームの外観になります。
ミサワホームの設計力は高く特徴的な外観の物件もある中で高級感のある邸宅が「ミサワホームらしい」家の外観かなと思います。
高級感を見せているのは先に述べた「ラインを整える」をしっかり押さえつつあえて凹凸を出すことで立体感を出しています。
あまり複雑に凹凸を出すのは綺麗に見えませんが、上記の写真は意図して1階左のリビングを大きく手前に出して、バルコニーで横と縦のラインを整えています。
そして、両サイドの袖壁はタイル素材でアクセントを入れることにより、
高級感のある全体仕上がりになっていますね。
カラーバランスもお手本のような良いバランスです!
こちらも先ほどの実例に近い外観ですがタイルとそれ以外の外壁は同色系の白で合わせています。
しかしタイル外壁の部分3か所のそれぞれ高さや幅を変えて外観のアクセントにしております。
窓の収まりも高さいっぱいにして縦のラインの収まりを良くしていますね。
家の外観をかっこよくするポイントまとめ
今回3社(住友林業、積水ハウス、ミサワホーム)の外観実例からかっこよくするポイントをお話ししました。
①ラインを整える
水平や垂直のラインを綺麗に見せることを心がけてください。
窓の高さ、大きさ配置など揃っていると綺麗な外観になります。
②綺麗な壁面を魅せる
前面道路から見える位置は「家の顔」です。思い切って窓を減らすことで綺麗な壁面が高級感を演出します。
またエアコンの室外機や換気装置の換気口などは外観にとって「ノイズ」になります。
間取りを考える段階で「家の顔」に「ノイズ」が入らないよう配慮が必要になります。
③立体感と素材でアクセントを
家づくりのコストだけ考えると真四角が理想的ですが、1部分だけでも凹凸を出すと外観のメリハリになります。
あまりに無作為に凹凸があると統一感が無くなるので「あえてやってる感」意図した凹凸を作り出してください。
さらに遠近感を強める方法として素材でのアクセントを付けてください(タイル外壁は非常におすすめ!)
とまあ外観を整える方法を3つのポイントでお伝えしました。
ここまで話して何ですが外観の良しあしは個人個人の好みがあると思います。
インターネットで自身の好みの建物があれば先ほどの要素がどのように使われているのか?どんな色使いなのかを分解して考えてみると好みのタイプが言語化できると思います。
設計士や営業と相談してあなたの理想的な外観の住まいを実現してください!
以上!
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